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私は、インターネット上でも業務を行っているので、必然的に、全然会ったことのない県外からのお客様のご依頼を受けることがよくあります。この場合、初回無料相談窓口からメールをいただいた後、私がそれに対し返信し、さらにそれでもご依頼して頂ける場合は、有料相談・有料書類作成へをうつることとなります。このようにネット上でしか面識がないからこそ起こりえる、冷や汗ものの事態が起こったのです!!
以前、上記のように訪問販売をクーリングオフしたいお客様から無料相談から有料相談へのご依頼があり、メールで何度もやりとりした後、相手業者の住所・名前などと、お客様の住所・名前をメールでお書き頂きました。その後、お客様が当事務所の口座に内容証明代行料金を振り込んでくださったのを確認後、内容証明を相手業者に郵送し、その報告もお客様にメールでお伝えしその業務は完了致しました。そして領収書をメールで書かれていたお客様の住所に送ったのですが・・・。三日ほど経ったある日、いつものように事務所のポストを確認するとなんと、「宛所に尋ねあたりません」と朱印を郵便局が押された私が出した領収書在住の封筒が返送されてきているのです。これには吹きました。ああ吹きましたさ。おいおいまじかよ!と。
この領収書がお客様の住所に届いていないということは、私が内容証明で書いたお客様の住所も間違っている可能性があるということです。しかもクーリングオフ期間が過ぎているから事態は深刻。私の頭の中には、クーリングオフ失敗→損害賠償?→信頼失墜→行政書士廃業→だめ人間の烙印→だめ連に入れてもらう→「昔は俺もちょっとした国家資格持ってて所長だったんだよね・・・」と昼から酒を飲みながら周りの人に絡む人生、と飛躍に飛躍を重ねた末の未来の私がカップ酒をあおる姿が浮かんでいました。
そんな未来の私の「こっちの方に来いよ」という呼び止めを振り切り、私はメールの確認のため、パソコン前まで飛んでいきました。そして確認してみると、お客様の住所は帰ってきた封筒の住所で合っています。控えの内容証明に書いた住所も調べてみましたがやはりメールで書かれている住所に間違いない。
よく考えたら、お客様の住所と名前はコピーアンドペーストしているので間違っているわけがないのです。まさかいたずらか?とも考えましたが、お金はちゃんと振り込んでくれているしそういうわけでもない。
この謎を解くために、郵便局のフリーダイアルの問い合わせ窓口に電話してみると、担当の郵便局に問い合わせてみるとのこと。そして帰ってきた返答は「このお客様は引っ越しされてきたかなにかで未だ郵便局にその届け出が出されていないために、配送することができませんでした。重要な書類を間違って違うお宅に郵送することを防ぐために郵便局ではこのような場合には届けないようになっています」とのことでした。
さらにお客様にメールで問い合わせたところ「確かに引っ越してきたばかりで、忙しくて郵便局にはまだ届け出を出していないご迷惑おかけします」とのご丁寧な回答がありました。
結局のところお客様が郵便局に届け出を出していないだけで問題はなかったのですが、顔面蒼白になりながら、未来の私の姿をかいま見た気がした一日でした。
ここでたまには役立つ情報を。悪徳訪問販売業者はこのお客様のように引っ越してきたばかりの人や新入社員、新入学生などを狙って売りつける傾向があります。特にあたらな門出を迎えた時は心が不安定になっていたり、みんな買っているとかみんな入っている、などといわれたらなんとなく契約してしまうお客様もいらっしゃいますが、ここはいったん冷静に、みんなが買っているからといって自分が本当に欲しいのか、みんなが入っているからといって自分が入る必要があるのか、この訪問販売業者は商品を売りたいのであって引っ越してきたばかりの自分の友達になりたいわけではない、ということをいったんドアを閉じて考えてみてはどうでしょうか。
訪問販売といってもすべてが悪というわけではありませんがたとえ優良訪問販売業者であっても冷静に考える必要があるでしょう。そうしないと、私があのとき想像しただめ人間的未来をあなたも送らなければならないかもしれませんから。まあそうなる前に、クーリングオフしてしまえば大丈夫なんですけどね。
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