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第35回:阪神タイガース優勝おめでとうございます

私のことをよくご存じの方なら、知っていることなのですが、私は野球にあまり興味がありません。それは小学生の頃、叔父の剛速球(硬球)を顔面で包み込むように丁寧にキャッチしたことと、関係あるのかないのかはよくわからないのですが、なにせプロ野球というものにあまり興味ナッシングです。
そんな私に比べ、両親は野球好きです。ただ、父が阪神ファンであり、母が巨人ファンであることから、家庭内チャンネル権争奪戦争は結構シビアであるともいえます。

そんな阪神ファンな父親は高知キャンプを見に行ったりしていたぐらいなんですが、当然のことながら今年までは辛酸をなめ尽くしておりました。だって弱かったから。もう阪神はこれでもかというほど弱く、一説には最盛期の池田高校より弱いなんてめちゃくちゃなことまで言われるぐらいだったらしいですが、それは全くプロ野球に興味がない私でも不憫に思うぐらいでした。巨人はなんだかんだで強かったですから、母は父に向かい、「なぜそんな弱いチームを応援するのか」など罵声を浴びせておりました。

それが今年はまさかのぶっちぎり優勝。巨人ファンである母は6月ぐらいまでは、阪神はいつも最初で力を使い切る」などをいっていたのですが、なんと失速せずに優勝。親父も大喜び、母親がっくりです。
そんな阪神を尻目に巨人は原監督が辞任するとかで対照的な結果となっておりました。実は母は原ファンだったらしく、もう巨人の応援はやめるなんてこともいっており、そんな母にじゃあロッテでも応援してみてはと吹き込んでみたりもしました。

こんな両親が野球好きにもかかわらず野球に興味がない私は、だけど、お祭り好き。ってことで、優勝が決まった日、徳島市の新町橋ふもとの広場で徳島猛虎会さんたちが開いていた阪神応援優勝集会みたいなのにこそっと参加しておりました。なんせ知ってる選手といえば星野監督ぐらいな私は野球に詳しい後輩のK君を招集し、猛虎会の皆さんと試合に一喜一憂しながらビールなど飲んでおりました。で、その日阪神は勝ったのですが、計算上、同じ日にあったマジック対象チームとやらが負ければその日に優勝とかで、興奮さめやらぬ我ら一同はそのまま対象チームの結果をそこで待つことにしました。

で、かわいそうなのが、その場所で午後7時から邦楽の調べみたいなのを主催していた団体さん達。7時開始なんて看板までおいていたにもかかわらず、盛り上がった阪神ファンが7時に帰るはずもなく、ふと見ると邦楽の調べの団体の人が看板の「場所」の欄を「川の対岸で」とマジックで書き直し看板を持って行ってしまいました。しかも、いくら対岸でも阪神ファンはやむことのない六甲おろしを歌い続けていますから、この日この付近は、徳島県内で一番音楽会を開いてはいけない場所であったわけで。私からしたらいっそあの人達も六甲おろしでも演奏すればいいのにと思うほどでした。

結局、待っている間、どんどん増えていくパトカーと警官、さらには通りすがりの人まで混じった我々を、観光客と思わしき外国人が物珍しげに写真を撮ったりしているうちに、マジック対象チームが負けて阪神は優勝、その瞬間爆発したような歓声に包まれ喚起のビールかけとあいなりました。

そこで皆さんが口々に「18年ぶりに・・・」という前置き。確かに私の父や、ゼミの自己紹介の時に阪神ファンですと書いた程のファンであり、元阪神の新庄選手は日本で5本の指に入る運動神経であるということを熱心に主張し、じゃあ後の4人は誰だ?と私が来たところ、後の四人はまだ決まっていない、とのたまうほどのM君がそういうことをいうなら理解も出来るのですが、明らかに私より年下と思われる若人達が18年ぶりに・・・ということを口に出すのはかなりの疑問です。だって、今年25歳である私でさえ、阪神優勝時は6歳か7歳の子供。そんな私より若い明らかに20歳ぐらいの人だったら、前に優勝したのは君たちが2歳の時だろうと。そもそも野球のルールもわかる年齢とは思えない2歳ぐらいの子供だったはずなのに・・・と考えると私を遙かに上回るにわかファンはこの世の中にはいっぱいいるようです。

なんにせよ、六甲おろしを「ふーんふふふーふふふ」と歌詞を知らないので鼻歌でしか歌えない私が他の人をつっこめるはずもないんですが、まあそれはそれとして、阪神優勝おめでとうございます。

h15.10.2



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