
| 第33回:ねこばば、それは犯罪 |
| 道なんかに落ちている財布をゲッツしてしまって、あろうことかそれを警察に届けないで自分のものにしちゃったら・・・。これは刑法上、遺失物横領罪という犯罪です。 ネコババ、この語源は猫がババ(水分が80%程度を占める肛門から出る物体=う○ち)をしたあと、砂でこれを隠してしらんぷりしてる様子からとか、江戸時代の猫好きの猫婆さんが人のものを返さず自分のものにしてしまったところからとか諸説あるようですが、馬場といえば、小学校時代、京都に引っ越していった馬場君は名前的にいじめられてないだろうかとか、そんなどうでもいいことを考えずにはおられない単語です。 まあそんなおばあちゃんの知恵袋的知識はどうでもいいとして、私はこの前財布を拾いました。今年に入って二度目です。んでから警察に届けなければならないとわかっていつつも、外国では道に落ちているものは神からの贈り物である、との名言を思い出しつつ、でも犯罪はまずいってことで、重い足を引きずりながら警察に2度とも届けました。 へてから、前回と同様、警察でお礼の権利放棄したわけなんですが、その落とし主からつい先日お礼の電話がありました。 警察の書類を書くとき、警察の人にお礼の電話をかけるように所有者にいいましょうか?と聞かれた私は、警察が中身を出していたときに、ちらっと見えた免許証から落とし主が私と同世代の女性であることを見逃さなかった私は、すかさず、はい、お願いしますとばかりに名前と電話番号を紙に書き残し交番を去った効果が出たようです。当然のことながら私は財布を落とした女性とそれを拾った男性という非常にべたな出会いを期待していました。 このお礼の電話によると落とし主、落とした財布を大変気に入っていたようで、私にお礼がしたいとのこと。まさに私が期待していたとおりの展開なのですが、それを妨害する重大な事実が! この前日の夜、南国徳島の暑さに嫌気がさしてしまった私は頭をかり、さらにはT型かみそりで頭をつるつるにしていたのです。そして、その日は朝からひげを剃っていなかったために、プロレスでいうところのヒール(悪役)面丸出しでした。帽子でもかぶっていこうかとも考えたのですが、暑いからこそ頭を剃ったのであって、この気温で帽子なんてかぶった日には日頃のビールがすべて汗へと代わり、油ぎっしゅになること請け合いでした。滝のように汗を流す帽子をかぶった男が、その帽子を取ると、そこには毛が・・・。ギャー!!(梅図カズオ風、これがわからない人は早速古本屋に行って『漂流教室』を全巻読破しましょう、きっとおなかがすくはずです) こんな状況で、お礼に来てもらっても私の期待するLOVEなど芽生えるはずもなく、泣く泣く私はお礼を断ることとなってしまったのです。 いいことをしても自分にいいことが起こるわけではないという当たり前といえば当たり前な真理を学んだ、そんな私は「神は死んだ」というニーチェのお言葉を心深くに刻むこととなったのです。 h.15.7.23 |