
スーツにつける、金属で出来たマーク、記章。これが
バッジ
です。発音がバッジなのかバッチなのかパッチなのか意見の分かれるところですが、パッチは股引のことをさすのでスーツにつけていたら新しいマフラーと思われるかもしれませんが、周りから人がいなくなりそうなので止めておいたほうがいいかもしれません。
| まあこんな発音のことはどうでもいいんですが、行政書士には他士業と同じように行政書士バッジというものがあります。他県ではつけてない人も多いらしいんですがここ徳島の行政書士は業務にあたっているときは皆さんたいていつけています。 この行政書士バッジ、花びらの形をした絵が凹の形をした4つのマークを取り囲んでいるというデザインでして、花びら自体はコスモスらしいんですが、なぜコスモスになったかは、かなりの先輩先生でもご存じないということで、行政書士界の七不思議といわれています。 ちょっと前までは渋い色のバッジだったんですが、私が行政書士会に入会したときは金ぴかのバッジに変わっておりまして、入会当初はうれしくて、Tシャツにまでこのバッジをつけて歩いたりしてました。 ちょうど春から夏に季節が変わり気温もあがり始める頃で、私の頭も沸騰し始めていたせいか、Tシャツの乳首の位置につけて、「金色の乳首!」などと、今考えれば行政書士倫理条項に触れるようなバッジの使い方をしておりました。 |
普段仕事の関係で出かけるときは当然にスーツにこのバッジをつけているんですが、これを装着して歩いていると、人ごみでも他人と肩がぶつかるということはありません。まるで十戒のごとく人並みが空いていきます。どうやら非合法な組織の方と間違われていたようで、バッジと私の相乗効果でさらにその印象をもたれてしまっていたようです。あの頃は開業当初で結構時間があり暇だった私は、だんだんこの人並みがわかれていくのが面白くなってきて、さらに勘違いさせてやろうと、妹からもらったとても人相が悪くなるサングラスを付け、坊主頭の友人にもスーツを着せてサングラスをかけさせ、二人で道を闊歩していました。やっぱり人間暇になるとろくなことをしないものですね。
さて行政書士バッジなどのマーク一般に当てはまることですが、同じ物をつける、また同じ物を着る(たとえば学校の制服など)ということはその同じ格好をしている人間同士の連帯意識、組織への帰属意識を高める効果があるらしいです。現代は個の時代といわれ、会社などの制服も撤廃しているところが多いですが、私はこれはよくないと思っています。現代日本は不況にあえいでいますが、こんなときこそ個々の企業は従業員同士が一丸となってこの逆境に立ち向かわねばならないと思うのです。そんな時にわざわざ帰属意識をなくしてしまうような制服の撤廃をなぜするのか、そこのところがよくわかりません。お隣韓国ではアジアの金融危機により国の経済が傾きかけたときに国民全体が国に貴金属を寄付するという、日本では到底考えられないようなことをして見事金融不安から脱却しました(これだけが脱却した理由ではもちろんありませんが)。確かに、あまりに画一さを求めると戦前日本のように全体主義に走ってしまう危険性がありますが、あまりに個々がばらばらに違った方向に走り出すと力が分散してしまいます。綱引きでもばらばらの方向にひくより同方向に全員がひく方が力が強いものです。
当初は到底、行政書士にはふさわしくない人間であった私も、バッジをつけていたらなんとなくほかの行政書士に迷惑はかけれないなあと思い、自制心のようなものが生まれてきました。バッジや制服などの団体のシンボルマークを使い、よい方向に利用する事はもっと注目されてもいい方法だと思います。って自営業である私がいうのもなんか説得力にかけますが(笑)。